2017年04月01日
薬局・薬剤師の今後

先日、松山薬剤師会の副会長の話を聴きました。「地域包括ケアに対応した薬局・薬剤師」のテーマでした。これからは、医療機関の門前にある薬局から「かかりつけ薬剤師・薬局」という機能に移行していくそうです。

患者さんはいろんな医療機関にかかり、さまざまな薬をもらいます。また、健康食品やサプリメント、市販薬も充実してきました。それぞれの症状に応じた薬ですが、相互作用や効能が重複するなど、問題も多く含んでいます。さらにジェネリック医薬品も普及し、別の医療機関で同じ効果のある先発品が処方されていても重複していることが患者さん自身で判断できません。また、生活状況やその人の心身状態などに応じた服薬方法や薬の種類の選択が必要です。

そういった課題を解決してくれる、気軽に相談できるのが「かかりつけ薬剤師・薬局」です。そのためには住んでいる近くにあることが必要となります。国は2025年までにすべての薬局を「かかりつけ薬局」へ転換すべく施策をうちだしているそうです。

愛媛県薬剤師会では、地区の公民館等にその地区の薬剤師さんが出向いて薬についてのお悩みを解決してくれる「健康愛顔塾出前講座」を無料で開催してくれるそうです。積極的に活用したいですね(^^♪

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